姫路市を中心とする播磨エリアは、鉄鋼・機械・皮革といったものづくり産業が集積する地域です。人手不足が深刻化する中、外国人材の受け入れを検討する企業や、実際に技能実習・特定技能で働く外国人の方から、在留資格に関するご相談が増えています。このページでは、在留資格の基礎知識と、播磨エリアの産業構造に照らした外国人材受け入れの実情を整理します。

在留資格とは

在留資格とは、外国人が日本に一定期間滞在し、就労や留学などの活動を行うために必要な法的な資格です。出入国在留管理庁が管理しており、在留資格の種類によって、日本国内でできる活動の範囲が定められています。就労が認められる資格、認められない資格、活動に制限のない資格など、その種類は多岐にわたります。

播磨エリアの産業と外国人材

姫路市には大手鉄鋼メーカーの製鉄所をはじめとする製造業の集積があり、たつの市周辺は皮革産業の一大産地として知られています。加古川市・高砂市にも鉄鋼・化学関連の工場が多く立地しており、播磨エリア全体でものづくり産業に従事する外国人材の需要が高い地域です。近年は、技能実習を修了した方が特定技能へ移行し、同じ地域で働き続けるケースも増えています。

播磨エリアの特徴:工業製品製造業・素形材産業・自動車整備など、特定技能の対象分野と重なる産業が多いのが播磨エリアの特徴です。技能実習生を受け入れてきた企業が、そのまま特定技能外国人の受け入れに移行するケースも一般的になっています。

特定技能と技能実習の違い

混同されがちな2つの制度ですが、目的が異なります。

技能実習開発途上国への技能移転を目的とした制度。在留資格は1号〜3号があり、対象職種・作業が定められています。
特定技能人手不足が深刻な特定産業分野で、即戦力となる外国人材を受け入れるための制度。介護・工業製品製造業・農業・外食業など14分野が対象です。

技能実習2号を良好に修了した方は、試験が免除されるなど一定の条件のもとで特定技能へ移行しやすい仕組みになっており、播磨エリアの製造業でもこの移行パターンは珍しくありません。

特定技能の対象14分野

介護、ビルクリーニング、工業製品製造業、建設、造船・舶用工業、自動車整備、航空、宿泊、自動車運送業、鉄道、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業の14分野が対象です。播磨エリアでは特に工業製品製造業・農業・飲食料品製造業のニーズが高い傾向にあります。

企業が外国人材を受け入れる際に必要な手続き

特定技能外国人を受け入れる企業(受入れ機関)は、雇用契約の締結だけでなく、在留資格の申請、1号特定技能外国人支援計画の作成・実施(自社対応または登録支援機関への委託)など、複数の手続きが必要です。技能実習生の受け入れには監理団体を通じた手続きが必要になるなど、制度ごとに関わる機関や書類が異なります。

在留資格の更新・変更で注意したいこと

在留資格には在留期間が定められており、期限が切れる前に更新手続きが必要です。また、転職や職務内容の変更を伴う場合は、在留資格変更許可申請が必要になることもあります。手続きを怠ると、不法滞在の状態になってしまうリスクがあるため、余裕を持ったスケジュールでの対応が大切です。

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まとめ

播磨エリアはものづくり産業が盛んな地域である分、外国人材の受け入れニーズも高く、技能実習から特定技能への移行など、在留資格をめぐる手続きは今後さらに増えていくと考えられます。制度が複雑で分かりにくいと感じる企業様、外国人の方は、早めにご相談いただくことをおすすめします。